金剛山へなちょこ登山


2003年11月16日

先々週は槙尾山、先週は岩湧山とくれば、今週は金剛山に登らない訳にはイカンのではないか?
という安直な理由で金剛山へ。

大阪の、特に南部に住む人にはあまりにもなじみ深い山。
私も子供の頃に一度、高校生の頃に学校の耐寒登山で一度登った事があるが、自分の意志で登るのはこれが初めて。
金剛山は標高1125M、大阪では一番高い山になるが、それだけに人気も高く、1年間に延べ100万人が登るそうだ。
登るたびに上でスタンプを押してもらい、回数によって貰えるバッジの色が変わるとの事。
信じられない事に、なんと1万回も登った人も。

事前に登山ルートなどを調べた結果、一番登山者の多い「千早本道」はパスして、ロープウェイ乗り場に一番近い府営駐車場に車を止めて念仏坂経由で登る事にする。
なぜこのルートを選んだのかと言えば、千早本道は一番距離は短いのだが、その分階段が多くなるとの事。
又、今回金剛山に登る際に、娘に「ロープウェイもあるよ♪」とうっかりと言ってしまった為。
その為、どうしても帰りはロープウェイに乗りたいとの娘の強い要望があったので、ロープウェイに一番近いルートを選ぶ。

朝9時に家を出て、ナビに従って道を間違えながら駐車場には10時頃に到着。
夜中には雨が降っていたようなので道の状態が気になったが、思った程はぬかるんでいないようで一安心。
登山口に入ってしばらくは緩やかな道を歩く、横には小川も流れていていい雰囲気なのだが、段々と勾配が急になっていき、いつのまにか足元もコンクリート舗装の道。
正直、山へ来てまで舗装された道を歩きたくはないのだが、ここで仕事をされている方も沢山いるので、おそらくはその為でもあるのだろう。

途中の滝、この日は水量が多めかな?
念仏坂の始まり、この後さらに急に・・・ 伏見峠の標識

疲れてきた頃、道が未舗装に変わり、やっと終わりかと思った所でここからが念仏坂。
その名の通りさらに勾配は急になり昔の人は念仏を唱えながら歩いたそうだが、娘は念仏では無く文句を言い続けている。
この舗装された坂を600M登ると念仏坂は終わり、ここからダイヤモンドトレールに合流して山頂へ。
左手にはキャンプ場やピクニック広場、香楠荘などがあり、少しだけアスレチック遊具もあったのでここで少し休憩。
山頂や国見城跡まではまだ1.5キロ程あるが、急坂や長い階段などはもう無いので気は楽、ダイトレに取り付くまでの道のりは先週の岩湧山に比べると遥かに楽に感じた。
このダイトレでの眺望を楽しみにしていたのだが、この頃からガスが出てきて周りは真っ白・・・

ピクニック広場で休憩


全然休憩してないし 標高1010m、正面は休憩所
ダイトレの途中で、ベンチを見れば座る

景色が見えないんですけど 景色どころか人も見えないんですけど
何があるのかさえわからないんですけど

全く眺望のきかないダイトレを虚しく歩き、山頂を過ぎて国見城跡で昼食の用意を始めたのが丁度12時。
約4.5キロの道のりを1時間50分かかりましたが、ピクニック広場で遊んだりしていたのでまあこんなモンだろう。
疲労度は岩湧山とは全く違い皆元気なものだが、ガスも出ているし少し肌寒い、この時の山頂の気温は10℃。
今日の昼食はおにぎりとカップラーメン。
岩湧山で周りがカップラーメンを食べているのを見た時から今日のメニューは決まっていた。
先週は暑かったが一転して今日は肌寒く、その意味でもこれは正解だった。
じっとしていると寒いので水筒のお茶なども暖めて飲む。
そうこうしている内にガスも晴れ、徐々に天気が回復していくのがわかる、空を見上げれば雲がすごい速さで流れている。

昼メシ、ラーメン&おにぎり

お湯を沸かして♪ 食後のコーヒーも♪
国見城跡からの景色
お決まりの記念写真 雑木林の快適な道

1時間程ここでゆっくりした後、ロープウェイの乗り口に向って歩きだす。
もと来た道とは違う道で帰ったのだが、こちらの方は人も少なくて落ち葉を踏みしめながら気持ちよく歩けた。
あっと言う間にロープウェイの乗り口、まだ全然歩き足りない、もっと歩きたい、もっと歩かせろ・・・
娘に何度も歩いて下山しようと言ったのだが聞き入れてもらえなかった。
別に歩きたくない訳では無く、とにかくロープウェイに乗りたいだけのようだ、元々その約束なので仕方ないけど。
そこで一人で歩いて降りる事も考えたけど、下で長い間待たせるのも可哀相なので泣く泣く一緒に乗り込む。

少し紅葉が残っていた
ロープウェイ乗り場から見た景色 6分で700円・・・

6分で下に到着。
登りの1時間は何だったのかと・・・
「たまには娘の希望も聞いてやらなければ」と自分を慰めながら家路についた。

それにしてもさすが金剛山、人の多さには驚き、ひょっとしたらふもとの千早赤阪村の人口より多かったかも(千早の皆様スミマセン)
登山道もよく整備されていて、家族連れ向きの正規のルートを歩いている限りは小さな子供連れでも殆ど危険な所は無いかと思う。
でも今度はもっと晴れた日に登りたい・・・
とりあえず、次はどの山へ登ろうか。

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