汐見埠頭タチウオ釣り

仕事をしていたら友人から釣りの誘いがあったので、急遽仕事を早めに切り上げて半夜釣りに行く事にした。
場所は貝塚人工島、狙う魚は何でもいい。
今の時期の半夜なら太刀魚かメバル、ハネくらいか・・・
今日は太刀魚を釣りたい気分ではないし、ハネもいらない、食べたいのはメバルだが、シラサエビを使うのは面倒で嫌。
このようにワガママな事を考えながら、結局石ゴカイをエサに電気ウキを流す事にした。

急だったので家に帰りつくのは早くても17時半がいいところだったので、前もって友人にエサを買っておいてもらい、18時に自宅に迎えに来てもらった。
エサは石ゴカイ500円分を二人で使う事にする。
普通に考えたらちょっと少ないと思うかもしれないが、これにはちゃんと理由がある。

理由その1：貝塚人工島の沖向きテトラでは実はグレが結構釣れる、よって石ゴカイ。
理由その2：シラサエビは面倒、手が冷たい、エサ代が高くつく。
理由その3：この時期の大阪湾の半夜釣りで、250円分の石ゴカイが無くなる程のアタリがあるとは思えない。
理由その4：仮にそれほどアタリがあれば、エサが無くなる頃には何かおみやげがあるはずなので、その時点で納竿する。
理由その5：仮にフグやエサ取りばかりでエサ切れしたら、今日はいくらやっても無駄なのでやはり納竿する。

このように完璧な屁理屈で固めた力の入らない釣行となった訳だが、夕マズメも完全に過ぎているし、慌てて行っても仕方ないという事で、まずは吉野家で腹ごしらえをすることにした。
牛丼（並）を食べ終わった頃には、もうこの時点でいつ帰ってもいいような気分になっている。

ダラダラと車は走り、ようやく釣り場に着いた。
見渡せる範囲には誰も釣り人はいない、平日とはいえ太刀魚狙いの釣り人くらいは居てもよさそうだが。
テトラに向うと結構風が強く、足元では小さなサラシも出来ている。
（こりゃメバルも無理か・・・）
とりあえず仕掛けを作るとしよう、今日のタックルは磯竿１号-4.5M、道糸２号のスピニングリール、2B負荷の電気ウキ、ハリスはナイロン１号・・・あれ？１号ハリスが無い、そういえば最近使ってないからチェックしていなかったな。
それなら1.2号で・・・これも無いし。
道具入れにあったのはフロロの1.5号と2号・・・「何釣るねん！」と一人ツッコミを入れながらも仕方なく1.5号でやる事にする。
さらにガン玉ケースも忘れてきた事が発覚、もう帰ろうかとも思ったのだが、エサが勿体無いのでスナップサルカンをオモリ代わりにして無理やり釣り始めた。

竿を出してから１時間半、釣れたのはクサフグ１匹だけ。
仕掛けを作り直して次の手を考えるのも面倒で、早くも家に帰りたくなってきたのだが、まだ石ゴカイ5匹くらいしか使ってない。
とりあえずここは寒いので場所を変わろうと言う事になり、これ以上家から離れるのは嫌なので家に向う途中の釣り場を幾つか考えた結果、大津川尻に行く事にする。
時間は20時半なので汐見埠頭には入れないので、岸和田側のヨットハーバー（？）に向った。
着いたら先客が３人いたが、場所はあるので適当に釣り座を決めて、まずは先客に様子を聞きに行く事にする。
先端でブッコミ＆ウキ釣りをしている人に聞いた所、ブッコミでセイゴとハゼが退屈しない程度に釣れていたそうだ。
とりあえず魚の気配はありそうなので釣りを再開したのだが、１投目2投目連続根がかり、しかもナイロン2号の道糸にフロロ1.5号ハリスなので、ハリスではなくサルカンの所から切れる。
どうやら道糸も最近使っていないから劣化しているようだ、急激に気持ちが萎えてくる。
くじけそうになっていた時に友人が18センチ程のアジを釣り上げた、おおっ、今日初めて見るまともな魚♪
これはリリースしたのだが、このサイズのアジが数釣れるようなら5～6匹持ち帰って酒の肴にしようと思い、少し元気になったのだが、結局その後はさっぱり。
そうこうしている内に3度目の根掛りで又サルカンから切れて、今度は電気ウキもサヨウナラ・・・
「もうやめた！」
と言う事で、予想通り散々な結果となって10時に納竿した。

色々手を変えてやればもう少しマシな釣果になっていたのかもしれないが、それにしても最近はすっかり根気が無くなっている気がする。
10年前ならシラサエビや太刀魚仕掛けも持ってきていただろうし、20年前なら一晩中釣りをして、朝から場所を変えてハネやカレイでも狙っていただろうと思う。
近場なのでやる気が出ないのか、マンネリの釣りに飽きたのか、歳をとったせいなのか。
ここらで今までにやった事の無い釣りをしてみれば、又気分が変わるかなぁ・・・。

日時	場所	時間	釣り方	エサ
2003年12月04日（木）	貝塚人工島・大津川河口	PM7：00～PM10:00	ウキ釣り	石ゴカイ


クサフグ・・・・・・	小アジ・・・・・・