和泉葛城山春待ち登山

場所:和泉葛城山(858M) 日付:2004年2月28日(土) 天候:晴れ メンバー:私、犬
塔原バス停前(10:00)→和泉葛城山頂→塔原バス停前(13:30)

本当は能勢の剣尾山へ行きたかったのだが、昨夜仕事から帰って来るのが遅くなり、朝起きたら8時半を回っていた。
急いで用意すれば行けない事は無いのだが、少々疲れも残っており、昨日長く歩いたせいで少し右膝が張っている。
今日はやめようかとも思ったのだが、あまりにも天気がいいのでやはり出かける事にする。
そんな時はウチの裏山、困った時の和泉葛城山にしよう。
急いで用意をして、ザックと犬のハナを車に放り込んで朝9時半に出発、岸和田市塔原(とのはら)バス停前の登山口に着いたのは10時だった。
歩き出す前から膝の具合が良くない事がわかる、最近は痛くなりそうなとき、そうでも無いときが段々判るようになってきたような・・・
今回は塔原から和泉葛城山を目指す事にする、ここは以前、下りで途中までなら歩いた事があるのだが、その時は途中で分岐したので、スタート地点から歩くのは初めて。
階段や植林はあまり無い道だった覚えがあるので、一度逆から歩いて見ようと思っていた。

塔原からの登山口、舗装道は少しだけ 歩き出して15分くらい、結構登っている ここからブナ林の楽しい道

バス停前からスタート、ここに綺麗なトイレもあるので登山客には助かるだろう。
早速歩き出すが、最初はコンクリート舗装で周りは竹やぶの道、急登と言うほどでもないが、それなりに高度を上げて行くのでいきなり汗が噴き出す、15分も歩けば暑くてたまらなくなってきたので上着をザックの中へ、今日も相当暑くなるかな。
いつもの事だが、歩き出してしばらくはかなり疲れる。
まだ体が目覚めていないらしく、30分も歩いた頃には自分のペースも出来て楽になっているのだが、最初はいつも辛い。
そういう意味では車を降りていきなり登山口よりは、少しの間林道を歩くくらいの方がウォーミングアップになっていいのかも。
ザックを下ろして上着を脱いでいる間にも、4〜5人の人が追い越してゆく、丁度バスが着いたのだろう、今日は天気も良くて暖かいので結構登っているようだ。
再び歩き出した時にソロで歩いてこられた女性と出会い、暫らく一緒に歩く。
この方は塔原から和泉葛城山へ向い、牛滝(いよやかの郷)へ降りるとの事、場合によっては牛滝山へも行くつもりだとか。
牛滝山は私も行った事が無いので惹かれるコースだったのだが、車で来ているので山を越えて降りる訳にはいかない。
それにしてもこの女性、何とも物腰が柔らかく、物静かな喋り方をされ、それでいて明るい素敵な方だった。
山が好きな女性にはこのような人が多いのだろうか、私の知り合いには一人もいないのだが・・・

1時間も歩けば稜線沿いの道に出て、ここからはブナ林の中、このコースで一番楽しく気持ち良く歩ける道になる。
まだ葉を落として寒々しい景色ではあるが、それも又良し、春はすぐそこに来ている。
やがて見慣れた石階段、これを登れば山頂に到着だが、どれくらい歩いたのか、今何時なのかわからない。
今日は時計や携帯、携帯灰皿までも忘れてしまったので、ここまでタバコも吸っていない。
多分11時半くらいだろうと思うが、たまには時計も携帯も無しで外に出るもの悪くない。

玉冷泉、どこに泉が? 冬枯れたブナ林を歩くが、日当たりはいい 見え隠れする紀泉高原

日当たりのいい山頂では何組もの人が休憩して昼食を食べていた、私も和歌山向きの景色のいい場所に座って食べようかと思うが、あまり食べる気がしない。
登り始める時にパンを一つ食べたのだが、あっけなく山頂に着いてしまったので、まだ消化もしていないようだ。
しかしせっかく座ったのだからと、お湯を沸かしてコーヒーだけでも飲む事にするが、見晴らしのいい場所の為、風も強くてストーブの火がすぐに消える。
丁度正面から吹いているので、私が反対を向いて風除けになればいいのだが、綺麗な景色に背を向けて食べるのも面白くないので、ザックや帽子などで風除けを作り、意地でもこの場所は動かないと決める。
しかし汗をかいた体には寒すぎる、下はあれほど暑かったのに・・・上着を車に置いてこなくて良かった。

あと2ヶ月もすれば緑が一杯 関空方面を見る 最後の階段、ハナは待っていてくれる

何時なのか判らないけどそろそろ降りよう。
登りで一緒だった女性は、これからどのコースを歩くか考えておられた、こんな時は電車やバスで来る方を羨ましく思う。
結局牛滝に降りてみるとの事で、牛滝までの道を説明して分岐点で別れる、一期一会、又どこかの山で逢えるだろうか。
ここから犬と戯れながらゆっくり降りるが、かなり膝が痛んで来ている、ゆっくり降りても痛いので、時には痛みを無視してサクサク歩いてみるが、やっぱり痛い。
考えてみれば膝を痛める前まではこれくらいのスピードで降りていたなあ、もう走るように降りることは出来ないのかと、歩きながらチョット鬱。
下に着く頃にはすっかり暑くなり、山頂での寒さが嘘のようにポカポカと暖かかった。
車の時計を見れば午後1時半、登り1時間半、山頂40分、下り1時間20分くらいか、膝のせいで登りも下りもあまり時間が変わらないのがくやしい。

正面は紀州富士かな? 展望台も変わりなく 降りる途中に見えた牛滝山

今回の和泉葛城山、天気にも恵まれて楽しく歩けた。
塔原から山頂までの通称Bコースは、自然林やブナ林など、楽しんで歩ける道ではないかと思う、蕎原(そぶら)からのAコースや牛滝からの二十一丁地蔵コースよりも、今回歩いたBコースの方が私の好み。
コースには急登や長い階段なども無く、子供連れには一番向いているかもしれない。
それにしても往復7〜8キロの距離なのに今回も膝が痛んだ、この分では10キロ20キロ歩けるのはいつになるやら。

春なのに・・・

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