初夏の和泉葛城山

場所:和泉葛城山(858M) 日付:2004年6月5日(土) 天候:晴れ メンバー:私、犬
塔原登山口(10:30)〜山頂(12:00〜12:30)〜塔原登山口(14:00)

2004年06月05日

久しぶりの出張の無い週末、しかも天気は晴れ予報。
当然山だろうと言う事で家族に聞いてみた。
「土曜日は買物に行く予定があるから行けない」との事、それなら久しぶりにソロで出かけよう。
せっかくなので少し遠出をしようかと思い、本を広げて考えた。
奈良の稲村ヶ岳、滋賀の武奈ガ岳、兵庫の氷ノ山、どれも登りたい。
しかし帰ってからの仕事も気になるし・・・などと決めかねている内に時刻は夜中の2時を回っていた。
遠出するなら5時には起きないと、とりあえず寝て、明日用意しながら考えよう。
登山口近くから、暑くなりそう 今日は景色がよく見える 空も青い、いつもは晴れていても白いのに

無意識に目覚ましを止めて数時間後の朝9時起床・・・
今から稲村ヶ岳に向ったら・・・着くのは午後1時くらいか・・・。
結局家の裏山、和泉葛城山へ向った訳だが。
まあいいか、4月に歩いた時はまだ葉はつけていなかったが、今ならブナ林も緑の葉が沢山繁っている事だろう。
ソロで出かけるつもりだったが近場になったので、ハナを拉致して一緒に連れて行く事にする。
緑のトンネル 緑のブナの木 緑の葉

丁度10時半に塔原登山口に到着、前回歩いたコースと同じコースだ。
しかし暑いな、標高約900mでは山頂もあまり変わらないだろうな、やはり山の選択を間違えたか?
寝過ごしたので遠くに行きたくても行けない訳だが。
今回は一人なので最初からとばす。
10分後、ペース落ちる。
15分後、立ち止まる。
20分後、座りこむ。
ペース早すぎた(ハァハァ)。
いきなりトップギアに入れたらこうなるのは分かっているのに、一人だとついつい早足になってしまう。
なんで毎回同じ事をしてしまうのか、少し自己嫌悪、さらにタバコを止めようとも思う。

息も整って禁煙の誓いを忘れた頃、今度はゆっくり歩き出す。
もう体も目覚めたので大丈夫、のんびり景色を見ながら歩いていると、今日はやけに蝶が多い事に気が付いた。
それはもう色々な種類の蝶が沢山飛んでいる。(スズメバチも多かったが)
蝶の名前は全然知らないのだが、花でも鳥でも蝶でも、名前だけでも知っていたら随分楽しいのだろうな。
娘に買ってやるという口実で図鑑でも買おうか。
日陰の無い山頂 真夏は辛いかも ハンバーガーとお茶だけの昼食

などと考えている内に早くも山頂付近、ブナ林の中に入ってきた。
考えてみればこの山に登るのは去年の秋から5回目だが、ブナの葉が繁っている時期に来るのは今日が初めてだ。
どちらを向いても緑色、目に眩しいのか目に優しいのかは知らないが、とにかく嬉しい。
今日はこの時期の大阪にしては珍しく空気も結構澄んでいて、淡路島までよく見える。
自然に顔がにやけてしまう、ちょっと危ないおじさん風。

丁度12時頃に山頂到着、思った通り今までで一番景色が良く見える。
少し得した気分になったのだが、他の山でも今日登っている人は同じような事を思っているのだろうな。
しかし暑い、日陰は既に一杯で日当たりのいい場所しか空いていない。
仕方なく座って昼食にするのだが、無意識にお湯を沸かしかけた所で気が付いた、お湯を沸かして何をするのか?
今日の昼食はカップラーメンではなくハンバーガーだし、コーヒーもスープもこれだけ暑かったらとても飲む気がしないぞ。
結局ガスカートリッジやクッカー、水などはザックのオモリになっただけだった。
今まで山でビールを飲みたいと思ったことは無かったのだが、今回初めてビール&アイスクリームが欲しいと思った。
次回は冷凍ビールを持ってくるか。
和歌山、奥高野も 関空、大阪湾、淡路島も 大峰山系も

ハナも暑いだろうと思って折りたたみ傘を広げて日陰を作ってやったのだが、私の膝の上から離れようとしない。
暑いから降りてほしいと心から願う。
30分後、これ以上座っていたら本当に日射病になりそうだったので下山する事にする。
ここは急登なども無いので下りは本当に楽な山だ。
のんびり景色などを眺めながら歩いていたら着いてしまうのだが、今回は下山の途中から右膝が痛みはじめた。
ひどくは無いが、この暑い時期に痛くなっていたのではやはり冬は相当気をつけないと。
最初のハイペースが悪かったのかもしれないな。

午後2時に元の登山口に到着、その後は買物をしている妻と娘を拾って家まで帰ったとか。
ハナお坐り ハナ伏せ ハナ休め

今回は暑かったなあ、やはりこれからは低い山は辛い。
歩いている時は葉も繁っているので日陰が多く、気持ちよく歩けるのだが、山頂に日陰が無いのは辛い。
南葛城山のように展望のあまりない山頂の方が涼しいかも。
又は北斜面か谷、沢添いコースか。
岩湧山、和泉葛城山は真夏は避けよう。

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