金剛山黒トガ谷

日付:2004年9月11日 場所:金剛山 メンバー:私、妻、娘、犬 
金剛登山口(10:15)【黒栂谷】〜セト(11:30)〜国見城跡(12:00〜13:15)【千早本道】〜金剛登山口(14:10)

今週は天気も悪そうだったので山に登るつもりは無かったのだが、土曜日の天気を見れば何とか晴れそう。
猛暑も過ぎた事だし、前日の夜に娘に山へ行こうと告げる。
複雑な顔をしながらも一緒に行くとの事で、どこの山がいいかと聞けば金剛山がいいらしい。
娘が幾つか登った山の中では、金剛山が一番好きだとの事で、以前から又行きたいと言っていた。
只、理由と言うのが「山頂が賑やかで楽しいから」と言うのが少々悲しいのだが。
妻は相変わらずの優柔不断ぶりが全開で、「う〜ん、どっちでも〜」などと言っているが、どっちでもいいのはこちらの方なので深くは追求しない。
明日になって行く気になれば起きて来るだろう。

朝9時、結局ウダウダ言っていた妻とキャンキャン言っていたハナも連れて出発。
10時過ぎに登山口に到着、1日600円の駐車料金を払って準備する。
この辺りには沢山駐車場があるが、どこも同じ料金なので空いている所に止めればいいだろう。
今日は登山口から黒栂谷を登って山頂へ向い、帰りは千早本道を帰る事にする。
本道の往復だけでは少し物足りない気がしたので、遠回りではあるがこちらの道を選択した。
最初は林道を歩く、楽な道 林道を外れるとこんな急登も 植林帯を上りきって尾根に取り付く

歩き始めて暫らくは林道を歩く、適度な勾配の林道は体が目覚めるのに丁度いい。
林道とは言っても車は入れないし、横には小さな沢も流れていて雰囲気は悪くない、勾配もきつく無いので家族は誰も文句は言わないので助かる。
30分程歩いた所で林道と分かれて左の林の中に入って行く、まっすぐ歩けばカトラ谷なのだが、こちらは犬を連れてはちょっと無理だろう。
人気の無い植林の中を黙々と歩く、どこの山でも同じ景色であまり面白く無いが仕方無い。
ここを登りきって尾根道に出会った場所が「セト」、ベンチも置いてあるので少し休憩するが、今日は妻と娘のペースに合わせているので、息切れもしない。
只、空は雲っているが気温はそれなりに高そうで、やはり喉が渇いて水分を補給する。
今日は一人で500ml1本程度のお茶しか持参していないのだが、山頂まで持たせれば上には自販機や売店までもあるので、足りなくなればそこで補給するつもりだ。
多少の急登はあるが、比較的楽な道 最後の階段を一登りすれば到着 途中の道にはこんな花も

一息ついたので再び歩きだす、これからは尾根道なのでそれほどの急登は無いと思っていたのだが、緩やかだとは言っても山頂へ向かって登っているだけに、時々急な坂も。
後ろから3ヶ月振りに山歩きをする妻の足取りを見ていれば、フラフラで危なっかしい。
本人は普通に歩いているつもりらしいが、まっすぐに歩けていないのは一目瞭然、かなり疲れているようだ。
それに比べて娘の元気な事、相変わらず文句は多いが体力的には全然問題無さそうだ、どんな山でもこの調子で文句を言いながら登ってしまいそうな気がする。
そうこうしている内に階段が見えてきて、ここを登れば国見城跡に飛び出した。
時刻は丁度12時、2時間弱かかった。
地図に書かれてあるコースタイムとほぼ同じ、なるほど、これくらいのペースで歩けば標準タイムなのか。
相変わらず人の多い賑やかな山頂で昼食にする、今日はさほど暑く無いと思っていたので、久々にお湯を沸かしてカップラーメンを食べる。
思った通り山頂の気温は19℃で、暖かいカップラーメンが美味しかった。
しかし汗で濡れた背中が冷えて寒いので、熱いコーヒーを飲もうとしたがカップを忘れてきた事が判明し、仕方なく自販機のホットコーヒーを購入。

いつも賑やかな国見城跡

双眼鏡を覗いている、この日は天気が今一つ 肉眼ではもう少しはっきりと見えたのだが
久しぶりにお湯を沸かしてカップラーメン 午後1時の山頂の気温、19℃ ここで何でも買える、少し割高だが

ここで1時間程ゆっくりした後、今度は本道を下る。
さすがに良く整備されていて、道も広くて小さな子供連れでも安心して歩ける道で、この日も2歳〜3歳の子供が頑張って登っているのを何人も見かけた。
しかしこの登山本道、整備されているのはありがたいが、ず〜っと階段が続くので、下りはともかく登りはウンザリしそうだな。
午後からでも登りの人達と沢山すれ違う登山本道を一気に下り、登山口に戻ってきたのは午後2時前。
途中でソフトクリームを食べてから駐車場に戻ったが、まだこれから登ろうとする人も何人もいた。
夏も冬も、朝から夜まで沢山の人がこの山に登っている。
ここは間違いなく大阪を代表する山だな、いつでも沢山の人に愛されている。
帰り道、登山本道

こんな階段がず〜っと続く 楠木正儀の墓
顔は笑っているが膝も笑っているらしい ここで今日の山歩きも終了 最後にソフトクリーム

今回の金剛山、行きと帰りで全く雰囲気の違う道を歩いた。
この他にも沢山のルートがあり、どのコースも魅力があって楽しそう。
只、犬を連れている立場としては、この山は人が多すぎて気を使う。
勿論他にも犬を連れている人はいるし、犬を連れている事で何人もの人が声を掛けてくれたりもするのだが。
ハナにはもう少し人の少ない山の方が嬉しいだろうな。
又今度は人と会わない山に行こうな。
でもここも華やかで楽しくて好きだしなあ・・・

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