娘と岩湧山へ

日付:2004年10月11日 場所:岩湧山 メンバー:私、娘、犬 
滝畑(10:00)【千石谷林道】〜大滝(11:00)〜山頂(13:00〜13:40)【ダイトレ】〜滝畑(15:00)

娘が言うには学校の理科の授業で、色々な水の成分を調べているらしい。
娘は山の水担当になったらしく、私に「山に水を汲みに連れて行って」と言ってきた。
と言う訳で岩湧山へ行く事になった訳だが、妻は前日に風邪を引いて熱を出していたので家で留守番、私と娘とハナとの二人と一匹で出かけた。

午前10時に2週間前に来たばかりの滝畑駐車場に到着、今回も2週間前と同じく千石谷から山頂を目指す予定。
着いた時には駐車場の空きはあと1台、準備をしていると丁度バスが着いたのか10数名の女性グループも横を通り過ぎて行く、今日は人が多そうだ。
まあ殆どはダイトレからのコースを歩くだろうから、ここで人が多くても気にならない。
しかし山頂は多いだろうな、みんなススキを見に来るのか、やはり秋の岩湧山は人が多い。
ハナが綺麗なうちに写真を撮っておく ああ・・・やっぱり汚れるのか 太陽が眩しい、明るい道

準備を終えて歩き出し、前回と同じく林道に合流して千石谷を遡る。
ハナはいるが、娘と二人で歩くのは今年の冬に雪の槙尾山を歩いて以来、しかも今回は水汲みという目的があるとは言え、娘から言い出しただけに父は少し嬉しい。
30分程歩けば最初の水場に到着、しかしここには2tトラックで乗り付けて100本以上のペットボトルに水を汲んでいる先客がいた。
店か何かで使うのだろうか、一声掛ければこちらの分くらいは汲ませて貰えると思うが、慌てて汲む必要も無いので、ここは素通りする事にする。
水場は他にもあるし、飲むわけでは無いのでその辺の川の水でもいいだろう。
今日の大滝は水量が多目 滝の上から覗き込む、ちょっと怖い 目的の水を汲んで満足そうな娘

約1時間歩いて大滝に到着、この辺りは前日に雨が降っていたようで、2週間前に比べれば滝の水量も多い。
今日は娘が一緒なので、ここでゆっくり30分程休憩する。
娘は川で遊んだりして全然休憩していない、まだまだ元気なようだ。
滝を見て川で遊んで、大滝のマイナスイオンをたっぷりと吸収し、そろそろ出発しよう。
一応ここで川の水を汲んでおき、この先の水場で入れ替えるつもりだが、とりあえずの目的が達成出来た娘は満足そう。
と言うよりも、もう引き返してもよさそうな・・・
体は全然疲れていないので機嫌よく歩いてくれているが、単調な林道歩きの事、少し退屈になってきた様で、いつもの文句が出始める。
娘の気をそらそうと周りの花や景色の話題を振りながら歩き続け、やがて植林が伐採されて見晴らしのいい道に出た。
そこには子供の背丈ほどの杉が新たに植えられており、この状況を娘に説明しながら歩く。
「haruが大人になる頃は、この木も大きくなってるかな?」と聞くので、あと20年もすれば大きくなっていると答える。
「20年たったら29歳か・・・その頃にまたこの木を見に来たい」と、何とも嬉しい事を言ってくれる。
本当に20年後に一緒に来れたらいいのだけれど。
時間はたっぷりあるので、二人で色々な話をしながら歩く。
友達の話、学校の話し、好きなテレビの話、今流行っている遊びの話。
おかげで山の景色はあまり見ていなかったが、楽しい時間を過ごす事が出来た。
夏のような雲が出ていた ダイトレと違って誰にも会わない キノコの季節、至る所に生えている

のんびり歩いていたせいで、丁度3時間かかって山頂に到着。
ススキの見頃に加えて三連休のせいか、山頂は満員、50人近くはいただろうか。
今日は10人以上の団体が目に付く、さらに7割くらいは女性。
それはもう賑やかな岩湧山だった。
シートを敷いてコンビニ弁当を食べ、コーヒーを飲んで横になる。
40分程ゆっくり休憩し、そろそろ下山しようか。
しかし帰りの登山道も人が多く、所々で渋滞する始末。
道を譲ってもらったり、前が詰まっているので休憩したり、ペースを掴みにくい帰路ではあったが、1時間20分で駐車場に到着した。
朝10時に歩き始めて丁度5時間、さすがに少し疲れたようだ。
しかしこの5時間、私にとってはとても楽しい時間だった。
朝に比べて娘との距離が少し近づいた気がするのは気のせいか?
日頃は仕事が忙しく、話をしているようであまりしていなかった事に気付かせてくれた。
又今度も一緒に歩こうな。
今日も賑やかな山頂 娘にとっては2回目の岩湧山 日が差してススキも光る

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