紅葉探し和泉葛城山

日付:2004年11月21日 場所:和泉葛城山 メンバー:私、犬 
蕎原A(12:30)〜山頂(14:00〜14:20)〜蕎原A(15:30)

昼から近所の和泉葛城山へ、今日は紅葉を探しに行く事にする。
山頂のブナ林の黄葉には遅いだろうか。
自宅を出たのが11時半、最初は塔原から登るつもりだったのだが、時間が遅いせいか駐車場所が無い。
仕方なく車を走らせて蕎原から登る事にする。
こちらは途中までコンクリート舗装されているが、車は入れないし渓流沿いの道を歩けるので退屈しない。
12時半にそぶら山荘付近を出発、今年の紅葉は今イチだが、所々綺麗に色付いている。
写真を撮ったり川を眺めたりしながらのんびり。

時間が遅いのでこれから登る人は見当たらず、帰ってくる人と何人もすれ違う。
出る時は西風が強かったが、山に入ると風もあたらず快適、ハナも久しぶりで嬉しそう。
このコースは距離は短いが、同じような調子の坂道が続くので、ペースが速いと後半が辛くなる。
意識してゆっくりと歩く、とは言ってもウロウロキョロキョロしながらなので、元々ペースはかなり遅い。
30分程歩いて、休憩するほど疲れていた訳では無いが、あまり早く登ってもつまらないので川の側に腰をおろしてパンをかじる。
普段はハナにはやらないのだが、山ではついつい甘やかして分け与えてしまう。
よくわかっているようで、私の足にしがみついてねだっている。
いつの間にかすっかり涼しくなって、ここまで歩いても汗もかかない。
じっとしていたら寒くなる程で、いよいよ山歩きに楽しい季節がやってきたと思う、しかし膝には注意しなければ。

やがて舗装された道も終わり、落ち葉に覆われた気持ちのいい登山道になる。
この辺りはまだ紅葉も残っているようだ。
上に行くほどに風も強くなり、ブナ林もすっかり葉を落としている。
歩き出した時は秋だったのに、山頂は冬景色に近い。
でも陽当たりのいい所ではポカポカ、服の選択が難しい季節。

今日はストーブも持ってきていない、お茶とコーヒーのペットボトルにコンビニ弁当だけ。
そのお茶も全然飲んでいない、暑くも寒くも無いので喉も渇かなかった。
タオルで汗を拭くことも一度も無かった。
早々に弁当を食べて、ブナ林をゆっくりと歩く。
山頂はどうでもいい、今日はブナ林を歩きたかっただけ。
2週間遅かった事を少し悔やみながら帰路につく。

周りには誰もいない。
私とハナの、落ち葉を踏みしめる音だけ。
ハナが風に舞った落ち葉を追いかけている。
木の枝をくわえてきて、私に投げろと催促する。
斜面を駆け上がっては飛び降りて遊んでいる。
もういいか?そろそろ先に進もう。

ハナと一緒に立ち止まったり走ったり引き返したり、遊びながら歩いているといつの間にか登山口に着いていた。
麓はまだ秋真っ盛り、日差しも柔らかい。
又来よう、天気がよくてポカポカ暖かい日にね。

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