雨と雪の和泉葛城山

日付:2005年1月15日 場所:和泉葛城山 メンバー:私、あっくん
春日橋【そぶらAコース】〜山頂【そぶらBコース】〜春日橋

天気予報は雨だと言うのに、物好きなおやじ二人(私&あっくん)は和泉葛城山を歩く計画をたてていた。
朝9時半に待ち合わせし、私の車に乗って登山口へ向う。
今のところ、まだ雨は降っていない。
今は雨でも、上では雪景色が見られるだろうと話をしながら現地へ向う。
この辺りは二人共前向き(適当?)な性格のようだ。

行きつけのコンビニでカップ麺とおにぎりを買い、登山口へ車を止めたのは10時10分。
準備をして歩き始めたのは10時20分だった。
今のところ雨は降っていないが、雪も全く見当たらない。
周囲には落ち葉が一杯、晩秋の雰囲気が漂っている。
横の川や景色を眺めながら歩くが、風が全然無いし暑くて暑くて・・・
やはり今日は冬の山ではないようだ。

まるで秋の山のよう 途中で小休止、雨が降り出してきた 晴れていれば見晴らしのいい場所だが


しばらく歩けば予報通りに雨がポツポツ降り出した、大した事は無いのでレインウェアを着ずにそのまま歩く。
登山口には4〜5台の車が止まっていたが、まだ人には出会っていない、さすがに雨模様の天気では、歩く人も少ないのか。
雪はいいけど雨は勘弁して欲しい、できればこれ以上強く降りませんように。

高度を上げるに従い、雪がチラホラ見え始めた、雨もみぞれまじりになっている。
山頂付近では、昨夜に降った雪が部分的に残っているといった感じではあるが多少の雪は残っている。
話をしながらのんびり歩いていたせいで、丁度2時間かかって山頂に到着、一人なら1時間で歩ける距離なのに、何と倍の時間をかけて歩いてきた。
とりあえず展望台に向うが、ガスに覆われて何も見えない。
まあ、これは最初から予想はしていたので、特に気にする事もなく、展望台を後にする。

ようやく雪が出てきた これはおそらく昨夜降った雪 管理犬も健在(第2回おやキャンレポ参照)


さて、昼食はどこで食べようか。
風は無いけど雪も降っているので、今日は山頂の食堂で食べる事にしよう。
キャンプ場の受付でもある食堂に入り、おでんとビールを注文する。
ストーブにあたりながら食べるおでんとビールは最高に美味しくて、すっかりここでくつろいでしまう。
窓の外を見れば雪が本降りになっている、一度暖かい場所に入ってしまうと、あの雪の中に出て行く気がせずに、随分とゆっくりしてしまった。

ガス・・・ ガス・・・ ガス・・・


ビールも飲み干したし、覚悟を決めて歩き出そう。
帰りは少し違うコースを歩くつもりなのだが、山頂では本格的に雪が降り始め、見る見る内に辺りが真っ白になってゆく。
これからが楽しくなりそうなのに、今から下山するのはもったいないなあ・・・
この調子で今夜も降り続けば、明日は綺麗な樹氷&雪景色が見られるだろう。
明日登ってくれば良かった・・・

名残惜しいが諦めて下山コースへ、今日は風が全くなくて、軽い雪が真っ直ぐに降ってくる。
木に積もった雪もクリスマスツリーのようで、ずっとここに居たくなる。
下に降りれば雪は無くなるのがわかっているので、今までよりもさらにゆっくりのペースで歩き、写真を撮る。
私は何度も歩いている道だが、あっくんにとっては初めての道、たっぷりと冬の和泉葛城山を感じて欲しい。
やがて雪から雨に変わり、周りにも雪が見当たらなくなる。
そこからは雨の中を歩く事になる。
やはり雨より雪がいい、同じ濡れるのでも雪なら許せるが、雨は嫌。
そう言っても仕方無いので我慢して歩くが、やはり休憩も少なくなるし写真を撮るのも面倒に・・・

おでん&ビール♪ 帰る頃に雪が本格的に降り出した、残念 風が無いので雪もゆっくりと落ちてくる


やがて車道が見えてきて、林道を歩いて車を止めた場所まで歩く。
車に到着したのは午後3時10分だった、昼食の時間も含めてはいるが、何と5時間かけて歩いていた。
このコースをこれほど時間をかけて歩いたのは初めてだったが、こんな感じでのんびり歩くのが本当なのかもしれないな。
その後「ほの字の里」に向かい、温泉に入る。
雪と雨で濡れた体には最高の贅沢で、すっかり体も温まって、疲れを癒して家まで帰った。

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