小浜新港テトラでメバル

日時 場所 時 間 釣り方 エサ
2005年6月1日(水) 福井県小浜市 小浜新港 PM8:30〜PM10:00 電気ウキ 青イソメ

さて、今夜も夕食の材料を調達に行くか。
チヌを狙うかメバルを狙うかハネを狙うか、もしくはイカを狙うか。
平日で時間も限られているので、勝負の早いメバルに決めた。
いつもの西津漁港は今日はパスし、近くの小浜新港へ向かう事にする。
ここは小浜の中心地、観光客御用達の店としても有名なフィッシャーマンズワーフのすぐ側にあるテトラに向かう。
小浜新港と言うことは旧港もあり、どちらも隣接している、釣り場としてはかなり広く、足場も良いので家族連れで賑わう場所である。
すぐ側に日帰り入浴施設もあり、サビキ釣りの後に温泉に入って帰る家族連れも多い。
とは言え今日は平日、しかもこんな足場の悪いテトラに家族連れが居るはずも無く、テトラ帯は私の貸切、今日は爆釣間違い無しか?

ポイントに着いて車から道具を出していると、テトラ横でイカ釣りをしていた人が帰ってきた。
釣果を尋ねるとコウイカが1杯との事、いいなあ、イカ狙いにすれば良かったかな。
しかし、イカが回ってきていると言うことは、メバル釣りにはあまりよろしく無い、これがどう出るか・・・
ともかく道具を持ってテトラを歩く、先端まで行くのは面倒なので中ほどで荷物を下ろす、まあどこでも一緒だろ。
いつもの仕掛けでウキ下は1ヒロで流してみるが、潮が全く動かないので流れない、仕方ないので誘いながら手前に寄せてくる。
仕掛けの届く範囲で投げ返すが、アタリは出ない。
ウキ下を1メートルにして同じ範囲を探ると、ウキがペコペコとわかりやすいエサ取りのアタリが出る。
フグを釣るのは面倒なので仕掛けを手前に引いて避けようとした時、一気に仕掛けを持っていくアタリ。
とっさに合わせて針に乗ったが、これがかなり引きが強く、てっきりチヌかハネかと思い、思わず腰を落として戦闘体制に入る。
が、やりとりをするまでもなく上がってきた魚を見れば、20センチも無いサイズのメバル。
こんなに小さいくせに何てよく引くメバルだ、口には私の針以外に、別の針とハリスが付いたままだった。
小さいけどなかなかのツワモノだったらしい。
なんとか一匹釣れたので、この場所であと2〜3匹は釣れるだろう。
と思っていたのだが・・・
この後、何をどうしてもメバルが釣れない、たまにフグのアタリがあるだけ。
たまりかねて先端や内側に移動してみたりもするのだが、時間が経つごとに魚の気配は消えてゆく。

おかしい、ここは初めてだけど、この雰囲気、このテトラでメバルが釣れないはずが無い。
実際に一匹は釣っているし、水面ではメバルやハネらしき魚がひっきりなしに跳ねている。
もっと浮いているのかと思ってウキ下50センチにしてみたり、1、5ヒロにして竿1本先のテトラを狙ってみたりしてもだめ。
気になるのは潮があまりにも動かない事だが、元々潮の動かない若狭湾、ここに住んでいるメバルなら潮の動きはあまり関係無いと考える。
潮の動きに左右されないのなら、干満による違いの方が大きいのか。
それとも時間帯なのか、又はイカがウロウロしてたのか、それともエサが気に入らなかったのか・・・
悪戦苦闘している内に10時になった、今日はもうタイムリミット、納竿とする。

しかし今夜はまいった、メバルを数匹釣るのがこんなに難しいとは、しかも釣れそうな雰囲気の中で。
何が気にいらなかったのかわからないので、この場所へは潮が変わった頃にもう一度来てみよう。
それにしても一匹とは困った、これでは今夜のおかずにならないではないか。
今更リリースする訳にもいかずに持ち帰ったのだが、結局今夜のメバルは刺身になり、酒の肴となったのだった。
疲れた。

トホホの一匹、三枚におろして刺身となる。


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