再び娘と岩湧山へ

日付:2005年9月19日 場所:岩湧山 メンバー:私、娘 
滝畑(9:20)【千石谷林道】〜大滝(10:10)〜山頂(12:15〜13:00)【ダイトレ】〜滝畑(14:30)

小学校の運動会の翌日、娘と岩湧山へ行くことにした。
春から福井と大阪の往復で、なかなかゆっくりと山に登る時間が取れなかったのだけど、そろそろ山頂のススキも穂を伸ばしているだろうと思い、二人で出かけてみた。
いつものように滝畑から千石谷経由で山頂に向かう事にする。
駐車場に午前9時に到着し、二人とも久々なので準備運動を入念に行う。
娘は昨日の運動会の疲れが残っているようで、朝から太股が少し痛いと言っている。
もう一つの心配事は娘の登山靴、今回は妻の靴を履いてきている。
昨夜久々に娘の登山靴を出して履かせてみれば、何と足が大きくなって履けなくなっている。
既に近所のスポーツ用品店も閉まっている時間だし、最悪運動靴でと考えていたのだが、よく考えれば妻と足の大きさが殆ど同じ事なのに気付き、それならと妻の靴を履かせてみれば、これがぴったり。
これはいい、とりあえず明日はこれを履いて行きなさい。
とは行ったものの、慣れない靴で足を痛めたらかわいそうなので、私のザックに普段の運動靴も忍ばせてゆく。

滝畑の駐車場で


この辺りはまだ元気 天気はボチボチ

そんなこんなで幾つか不安要素も抱えながら、勝手知ったる道を歩き始める。
まだまだ山は暑く、下の川では早くもバーベキュー客が河原にシートを敷いている。
セミの声を聞きながら登り始めるが、久々なだけにさすがに足も体も重い。
いつものように暑いとか遠いとか、文句を言いながら歩く娘をなだめながら進むが、実は私も結構辛い。
歩き始めて1時間かけて、こんなに遠かったかと思いながらも何とか大滝に到着、ここでザックを下ろして暫く休憩。
娘はタオルを川の水に浸して、汗をかいた顔を拭いている。
500mlのお茶を1本飲み干しそうな勢いで飲んでいる。
9月半ばの岩湧山、まだ暫くは夏山である。

やっとの事で大滝に到着、疲れた・・・


タオルを水に浸している 水は綺麗

冷たい水で顔を洗い、すっきりした所で再び歩き出す。
相変わらず人の少ない道で、ここまでで出会った人は一人だけ。
いつも娘と二人で山に行くときは、長い道のりを色々な娘の話を聞きながら歩いてゆく。
今年は特に私が週末しか帰らないだけに、話の内容も沢山あるようで、娘のおしゃべりが途切れる暇がない。
一緒に行く度にいつも思うが、この時間は私にとって貴重な一時だと強く感じる。

やがてダイトレに合流し、ススキの大地が見えてきた。
ダイトレでは登山者も沢山歩いている。
最後の階段を登って岩湧山頂に到着、12時15分だった。
二人とも結構足が疲れているので、ベンチの前にシートを敷いて靴を脱いで休憩する。
適度に風が通る山頂は横になっていても涼しくて、思わず居眠りしてしまいそう。
来る途中で買ってきたコンビニ弁当を食べ終えると、娘は横になって昼寝の体勢に入っている。
近くに座っている女性二人組の声がにぎやか過ぎて眠れないと怒っていたが・・・
それにしても今年はやけに山頂付近にキリギリスが多い。
3歩歩けば踏みそうになるくらい多く、座っていてもそこら中ではねている。
都会ではキリギリスも見なくなったので基本的には歓迎なのだが、こうバッタ並みに多いと正直うっとうしい。

疲れが出てきたようで、ストックを使い出す


ススキが見えたらもう少し 小さい栗が沢山

ゆっくり休憩し、足の疲れも癒えたのでそろそろ下ろうか。
1年ぶりのススキの草原を歩き、階段を下りてゆく。
植林や雑木林の中を抜け、ベンチがあれば休憩し、突然のヘビに驚き、大きなキノコを眺めながら歩いてゆく。
どんどん降りて、遠くに川の音が聞こえてきた頃、突然周囲でセミが鳴き出す。
回りの空気が熱くなり、汗が噴出す。
どうやらここから下はまだ夏のようだ。
下に降りたら冷たいジュースを飲もうと娘と約束し、慌てず素早く降りてゆく。

山頂が見えてきた


秋の岩湧山にしては人は少なめ 昼食を食べ終えると昼寝

午後2時30分、駐車場に到着し、そのまま食堂へ入りアイスコーヒーとコーラを注文。
他の客は登山客半分、バーベキュー、ドライブ客が半分といった所か。
あと1ヶ月もすれば殆どが登山客になるのだけど、まだまだ賑やかなのは仕方ない。
すっかり汗も引いたところで家路に向かう、又近いうちに一緒に行きたいものだけど、目に見えて成長してゆく娘を見ていると、いつまで一緒に来てくれるのか。
履けなくなった娘の登山靴はとても捨てられない、大事に取っておこう。

体力も復活したし、元気に降りよう


一年ぶりのススキ、まだ緑が多かった また一緒に歩こうか

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