日付:2008年3月29日 場所:観音峰〜法力峠 メンバー:Tino |
虻トンネル駐車場(9:30)〜観音峰展望台(10:30-10:45)〜観音峰(11:10)〜三ツ塚(12:00)〜法力峠(12:30)〜稲村ヶ岳登山口(13:10)〜虻トンネル駐車場(14:05) |
先週に引き続き、今日も奈良県天川村の洞川地区に車を走らせる。 自宅出発が午前6時50分。 先週より1時間以上遅い出発となり、その分車も多い。 先週と同じくR309を南下し、下市のコンビニに寄って食料を調達。 虻トンネル出口の駐車場に着いたのは午前9時15分だった。 今日はここから観音峰まで歩き、そのまま三ツ塚を経て法力峠まで歩き、洞川温泉街から元の場所へ帰るルート。 観音峰縦走の定番コースを歩く予定。 駐車場には10台以上の車が止まっているが、山歩きなのか釣りなのか、又は付近の散策なのかは分からない。 数組のパーティーが山歩きの準備をしていたので、それなりに山には入っているのだろう。 こちらも身支度を整えて早速スタート。
観音峰展望台までは以前歩いた事があるので、迷わず吊り橋を渡って歩き出す。 前回の記憶が薄れている部分もあるが、概ねの雰囲気は覚えている。 暫くは金剛山系を歩いているような錯覚に陥りそうな植林&木の階段の道。 20分程歩いた頃から周囲に自然林も見えだし、道が少し平坦になってきたら間もなく観音平の休憩所。 と、その時、左の斜面から何かが動く気配と大きな音。 ふと目をやれば7〜8頭の鹿が立ち止まってこちらを見ている。 どうやら登山道の傍でエサを探していたようだが、私が邪魔をしてしまったらしい。 そうは言ってもこちらも前に歩かなければ仕方ないので、できるだけ脅かさないように静かに歩く。 鹿も私が歩いて近づいた分だけ距離を取り、こちらの動向を気にしている様子。 少し立ち止まって写真を撮らせてもらい、静かに離れる。 邪魔して悪かったねえ。
すぐに東屋に到着したが、誰もいない。 まだ30分程しか歩いてないので、休憩せずにそのまま上を目指す。 大きな岩の横を歩いたり、部分的な急登を歩いたりしているうちに、木の階段と小さなススキの台地が見えてきた。 ここを登れば観音峰展望台に到着。 しかしこの風景、まるでミニ岩湧山のよう。 階段の途中から後ろを振り返ると、弥山や八経ヶ岳がドン。 石碑から右を見れば稲村ヶ岳にバリゴヤの頭、先週登った山上ヶ岳がドン。 何度見てもここからの景色は素晴らしい。 しかし残念ながら、今日は天気が今ひとつ。 各主峰の山頂付近は軒並みガスに包まれている。 暫く待ってみたのだけど、ガスが晴れる気配が無いので先に進む事にする。 ここから先は初めて歩くコースだが、地図を見る限り稜線を忠実に辿ればよさそうなので、そんなにきつい道でも無いだろう。
思ったとおり、多少の上り下りはあるものの、平均的には楽な道。 しかし展望台以降は道が分かりにくくなり、テープと踏み跡を見失わないように注意しながら進む。 今は木々の葉が全部落ちているので多少は展望もあるが、夏はかなり鬱蒼とした道ではなかろうか。 などと考えているうちに観音峰(1347.4M)のピークに到着。 特に展望も無くてつまらないので、写真だけ撮って先を急ぐ。 さらに同じような道を黙々と歩き、今日のコースで一番標高の高い三ツ塚(1380M)に到着。 ここもパッとしない山頂で、大休止する気にならない。 少し歩いて多少展望のきく場所を見つけたので、ここでザックを降ろして昼食にする。 今日は先週と比べて随分と寒く、じっと座っていると寒いくらい。 さすがにこの標高では残雪は殆ど無いが、道は凍っていたり霜柱がそこら中に。 15分程ここで休憩し、再び歩き始める。 暫くしたら一気に下り、少し登り返して再び下り。
やがて法力峠に到着した。 ここからは以前稲村ヶ岳に登った時に歩いた道なので、気楽に足を進める。 今までの道と比べれば全然歩きやすい道で、今日は膝の調子もいいのでペースが上がる。 母公堂へは降りずに五代松鍾乳洞方面へルートを取り、道なりに歩いて車道へ合流。 この時点で午後1時過ぎ。 これからは洞川の中心部を歩き、元の駐車場へ帰るだけなのだが。 この車道歩きがやはり気分的にも体力的にも辛かった。 約1時間かけて元の場所に到着、時刻は午後2時5分。 約4時間半の山歩きだったが、今日は昼食にあまり時間をかけていないので、通常は5時間くらいのコースだろうか。
久しぶりの観音峰、 以前は展望台までのピストンだったので、その先を歩けた事は満足。 しかし展望台以降は特に見るべき場所も無く、展望も悪く、山頂の雰囲気も今ひとつ。 後半の車道歩きも結構長く、このコースをもう一度歩くかと言われたら少し考えてしまう。 新緑や紅葉の時期ならまた印象も変わるのだろうが、それでも吊り橋から観音峰展望台までの良いとこ取りで十分な気が。。。 その場合は距離的に全く物足りないのが残念だけど。 それにしても、今日は他の登山者に会わない日だった。 すれ違った2名の他には全く誰にも会わず。 車は結構止まっていたのに、不思議な事もあるものだ。 |