三十三間山

日付:2008年11月10日 場所:三十三間山(さんじゅうさんげんざん) メンバー: Tino
若狭倉見登山口(8:15)〜山頂(10:20〜10:30)〜若狭倉見登山口(11:45)

今日は月曜日に若狭で仕事。
天気はあまり良くないが、今日は三十三間山に登る事にする。
この山は滋賀と福井の県境にある山で、標高は842.3M。
高さは低いが登山口の標高が100Mくらいなので、約3.5キロで700Mの登りとなる。
大阪から鯖街道を抜けてR303に入り、R27を美浜方面に右折。
嶺南牧場や倉見峠を過ぎて暫く、左側に三十三間山登山口の大きな看板、そこを右に曲がれば登山道にはすぐに到着。
平日朝8時の登山口には他に車は無く、今回も貸し切り登山となりそうな気配。
この登山口に山の名前の由来が書いてある。
それによれば、1164年に京都の三十三間堂が創建された際、棟木をここから切りだした事から、この名前がついたらしい。

山名にも納得したところで、早速歩き出す。
天気予報はあまり良くないが、今のところ晴れ間も見えている。
今日こそは青空&紅葉をセットで見たいものだが。
暫くは小さな沢沿いの林道を歩く。
30分程歩くと「最後の水場」に到着、しかし最後と言う事は最初の水場がどこかにあったのだろうか。
それとも、単にここから沢を離れるので、この先は水を汲めないよと言う意味だろうか。
水場から先の道は少し分かりにくかったが、テープが巻かれているのでそれを目印に。
その他は間違えそうな場所も無く、終始綺麗に整備された登山道になっていた。

水場から先は勾配もきつくなり、つづら折れに登って行く。
上に登る程に紅葉する木も多くなり、やがて「夫婦杉」に到着。
枯れてしまったのか1本は切られてしまっていたが、見晴らしも良くて休憩場所にはうってつけ。
この辺りで丁度半分程度歩いたらしい。
そこからもそこそこの勾配の道を頑張って登り、風神に着けば山頂直下の稜線はもう目の前。
この辺りは落ち葉も多く、最近の雨で葉が結構落ちてしまったのか。

風神から一登り、一気に視界が開けて稜線に乗る。
不思議なもので疲れも吹き飛び、足取りは軽快に。
しかし立ち止まって景色を眺めるので、なかなか進まない。
それにしても、風が強い。
低気圧が通り過ぎた後なので予想はしていたが、日本海からの北寄りの風がまともに当り、時折体が振られる程。
そのおかげで見通しは良いのだけど、寒くてじっとしていられない。
ここの景色で十分満足したのだが、せっかくなので山頂を踏む事にする。
あまり展望は良くない山頂だが、アプローチの下草なども綺麗に刈られており、整備して頂いた方々に感謝しながらで歩かせてもらう。
ここで10分程休憩し、再び下の草原に折り返す。
本当はここでコーヒーを飲むつもりだったのだけど、あまりの強風にその気が失せる。
そうこうしている内に、若狭湾上空にあった雨雲があっと言う間にこちらに近づいてきて、いきなり雨が降り出す。
遮るものの無い稜線での雨風は辛い、慌てて草原を駆け下りて林の中で一息。
林の中に入れば風も無く、木々が遮ってくれるので雨もあまり気にならない。
ザックカバーだけを被せてのんびりと下る。
夫婦杉付近まで降りてきた所で、これから登る女性ハイカーの団体や単独の男性とすれ違う。
時間が早いせいで山頂は貸し切りだったけど、平日でも結構人気のある山のようだ。

あっと言う間に元の登山口に到着、時刻は午前11時45分。
仕事前の山歩きは時間が有効に使えて良いのだが、少々慌しいのが難点。
時間的な制約があるので、あまり長いコースも歩けないし。
こんな綺麗な山は、やはり天気の良い日に山頂でのんびり過ごさなければ勿体無い気がする。

この後は車を走らせて温泉に入り、服を着替えて午後1時半から午後8時まで濃密な仕事をこなし。
さすがに疲れを感じながら、午後11時に自宅に帰りついた。
しかし今年の秋は天気に恵まれないなあ。。。

倉見登山口の無料駐車場


綺麗なトイレもありました 山の名前の由来が書かれている
最初は沢沿いの林道を歩く


暫く歩いて分岐を右へ
最後の水場
ここから沢と分かれる


周囲に自然林も増えてきて


左側の見通しが良くなれば夫婦杉 夫婦杉
枯れてしまったのか、片方が切られている


紅葉する木も多くなり


美味しそうなキノコなどを眺めながら 風神に到着
山頂まであと700M


風神を過ぎて一登り
一気に視界が開ける


疲れもとれる景色に足も止まりがち 大草原から見る紅葉
右側に三方五湖、その奥は日本海


振り返れば山の向こうに琵琶湖も 女性的で優しげな稜線が続く
山頂に到着
あまり見通しは良くない


若狭の町を見下ろして 綺麗な紅葉を見る事ができた

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