先々週の南葛城山で膝を痛めて２週間、普段の生活で足が痛む事は無くなったので、どこか山へ出かけてみることにした。
只、痛む事は無いが、少し長い時間歩いたりすると膝に違和感（張り？）は出る。
今日はあまり無理をせず、歩く距離が短くて済みそうな槙尾山へ出かけよう。
ここは以前槙尾山グリーンランド（以前のレポはこちら）に遊びに来た時に少しだけ歩いたのだが、今回は山頂付近の周回ルートを選択、グリーンランド入口でもある青少年の家バス停の一つ先、公園口前バス停から登って反時計回りに槙尾山の稜線を周回し、施福寺へ降りるコースを選択。
途中、三国山への分岐や、ダイトレ滝畑・岩湧山への分岐はあるが、今回選んだコースだけなら２時間程で歩けるはずなので、登ってみて膝が元気なら三国山か滝畑方面へ足を延ばす事にしよう。

バス停前の駐車場入り口	駐車場内の綺麗なトイレ	駐車場内の登山口

朝の９時半に公園口バス停に到着、ここは登山やハイカーの為の駐車場で綺麗なトイレがあり、目の前から登山口が始まっているので楽だな。
着いた時には車は３台、この他にも駐車場はあり、それぞれ何台か止まっていたので今日は結構人に出会うかな？
そういえば最近は人とあまり会わない山が続いていたなあ・・・
駐車場には雪が薄く積もっている、ここへ来るまではほとんど雪の気配は無かったが、この分では山頂はそれなりの雪があるかも。
とはいっても標高600Ｍなのでたいした事は無いだろ、一応アイゼンは入ってはいるが。

途中にあった水場	五ツ辻、古い鳥居がある	五ツ辻を過ぎれば雑木林に

出発してしばらくは植林の中、この辺りの景色は周辺の山どれも同じような風景。
20分程で水場発見、しかし喉も渇いていないし水も冷たそうなので写真だけ撮って先へ、さらに10分程で木の鳥居のある五ツ辻へ到着、ベンチがあったので少し休憩。
ここは八ヶ丸山や槙尾山グリーンランドや、道は少々危険だが清水の滝への分岐点になっており、今日は進路を左にとって槙尾山、施福寺方面へ。
ここからは植林が無くなり雑木林の明るい道、新緑や紅葉の季節に来ればきっと楽しい道だろう、今度娘も連れて来てやろう。
只、この日は足元に気を取られていて、周りの景色をゆっくり見ていなかったような・・・
さらに、このあたりから恐れていた膝の痛みが、やはりまだ無理だったか・・・気分が少し落ち込む
こうなると膝にばかり気を取られて、道や風景を楽しむ事が出来なくなるのでつまらない。
さらに歩くと分岐があって、山頂へは左だが、山頂への道は少し不明瞭になる事、少だけれど積雪もあり、歩くほどに痛みが増してくる膝の事も考えて、今回は山頂へは行かずにこのまま周回ルートを歩いて、最短距離で車まで帰る事にする。
少し残念だが膝が治れば又来ればいい、山は逃げないと自分に言い聞かせて山頂への道と別れる。
山頂へ行かないのは残念だけど、この道は結構楽しい、途中岩湧山が良く見え、山頂に雪が積もっている。
こちらの足元にも2〜3センチの雪が積もっている、踏まれた後は凍っていて滑る所もあるが、結局アイゼンを着ける程ではなかった。

どの方面だったか・・・	雪が少し	膝が痛くなければ右へ行くのに・・・

そうこうしている内に道はどんどん高度を下げ、いつのまにか施福寺の境内へ。
ここから車道に降りるまでがきつかった、ずっと下りの階段。
普通の時なら何ともない階段でも、膝が痛い今の状態では絶望的に長い、前回と全く同じパターンだな。
違うのは距離が短い分、痛みが多少マシな事くらいか。
結局出発点に戻ってきたのが午前１１時半、丁度２時間の山歩きだった。
時間が早いので弁当もコーヒーもリュックに入ったまま、お茶が半分程無くなっただけ。
正直全く物足りない、しかしここで無理してこれ以上悪化させるわけにはいかない、山頂は又膝を治してから・・・
しばらく山行きを休んででも膝を治さなければ、毎回痛くなっていたのではどこにも行けない。
どうやら今後はストックを手放せなくなりそうな予感。

膝は痛いが道は楽しい	山頂付近の雪	岩湧山にも雪が積もっていた

今回の槙尾山、膝の具合を見るためと、ストックの使い勝手を確かめる為に来た意味もあったのだが、思っていたよりずっと面白い山だった。（膝の事は別として）
雑木林中心の明るい山で、道も結構変化があるし、色々なコースもあるようだ。
今回のコースは２時間あれば回れるが、足が元気ならダイトレに入って滝畑、岩湧方面へ行ったり、三国山、和泉葛城山へ行ったり、ちょっと歩くのに危険な場所もある滝を見に行ったり、色々なルートを選択出来る。
家から近いし山の雰囲気もいいし、手軽な山歩きとしてかなりお勧め。
ここは「お気に入り」に追加、暖かくなったら娘も連れて来てやろう。

施福寺近くの水場、凍っている	屋根の雪がイイ、藁葺き屋根	施福寺山門