観音峰悠々山歩

場所:大峰山脈観音峰(1347M) 日付:2004年5月1日(土) 天候:晴れ メンバー:私、妻、娘、犬
観音峰登山口(10:15)→観音峰展望台(11:40)→観音峰登山口(12:50)

ゴールデンウィークに入った5月1日、今日は天川村の「ファミリーオートキャンプ場いのせ」でzerry家とキャンプの予定。
せっかくここまで来るので、キャンプ場に着く前に大峰山脈の観音峰を歩く事にした。
奈良県中部、天川村から上北山村辺りに広がる大峰山脈は、近畿最高峰で日本100名山の八経ヶ岳(1914.9M)をはじめ、山上ヶ岳、大普賢岳、稲村ヶ岳など、近畿で名だたる山がそびえている。
観音峰はその玄関口で、標高は1347.4M。
三角点のある山頂は展望があまりきかず、その手前に観音峰展望台というススキの台地があるらしいので、今日はここを目標とする。

前日の深夜にキャンプ道具と山歩き用の道具を用意して、2時間半の睡眠で朝7時に出発。
連休なので車が多いかと思っていたのだが、時間が早いせいか特に渋滞などもなく、途中買物などをしながらも10時に登山口に到着した。
天川村から洞川に向って走り、虻トンネルを抜けてすぐ右側に無料駐車場があり、ここが登山口になっている。
綺麗な休憩所やトイレもあるので、渓流釣りやデイキャンプの人の車も止まっている。
10時15分にここを出発、目的地までは約2.3キロで、きつい急登や危険な場所も無く、比較的楽なコースらしい。
距離が少し短いかとも思ったのだが、今日の目的はあくまでキャンプ、あまり疲れても後が大変なのでこれくらいで良しとしよう。
駐車場横の吊り橋を渡るとすぐに植林の中へ入る、この辺りはみたらい渓谷からのハイキングコースと合流することもあり、綺麗に整備されている。
逆に整備されているが故に階段の多い道になっているのが気にはなるが・・・

虻トンネルを抜けてすぐの駐車場 綺麗な休憩所も つり橋の上から

しばらくの間植林&階段の道をあるくが、雰囲気はいつも歩く金剛、葛城山系に似ている。
連休なので人も多いかと思っていたのだが、予想に反してまだ誰にも出会わない。
途中で追い越していったソロの若者が一人と、吊り橋付近を散策している女性グループだけで、道中は静かなものだった。
案内板が至る所にあるので迷う心配は全く無く、道も普通の運動靴でも問題無い感じだ。

しばらくは木の階段が続く すぐに観音の水が見える 第一展望台、ここまではすぐ

植林の中に広葉樹も混じりだした頃、案内板があった。
「登山口から1300M、観音峰展望台まで1000M」
えっ、もう半分以上歩いたのか?
程なく休憩所に到着、ここは展望は無いが綺麗な屋根のある休憩所があり、周りは新緑のライムグリーンの葉が目にまぶしい。
なんとも綺麗なものだな、先に来ていた登山者もカメラマンに変身していた。

観音平の休憩所 建物の中より外がいい ブナやカエデの林、新緑が眩しい

ここで少し休憩してから先に進むが、妻は少し前から喉が痛いと言っている。
数日前から風邪で寝込んでおり、この日もこれるかどうかわからなかったのだが、昨日は喉は痛いが熱は無いとの事なので一緒に連れてきた。
(決して無理に連れてきた訳ではない)
妻だけ休憩所で待たせて私と娘だけが展望台まで行こうかと思ったのだが、大丈夫と言うので少しゆっくり歩く。
ここからもつづら折れの階段などはあるのだが、植林が少なくなってきたので明るい感じがする。
やがてススキの台地が目の前に現れ、木の階段を一登りすれば観音峰展望台に到着。
ここから後ろを振り返った山並みはかなり良い。
時刻は11時40分、登山口から1時間25分だった。
しかしここの景色は素晴らしいな、周りに見える山はここより高い山が多く、上から見下ろすと言う訳にはいかないが、目の前に稲村ヶ岳、大日山、弥山や八経ヶ岳も見える。
反対側には天川村の集落がずっと下に見えていた。
本当に来て良かったと思える景色だった。

あと一登りで到着、頑張れ 稲村ヶ岳や大日山が正面に 来た道を振り返る

少し休憩していたら後から続々と登山者が登ってきた。
撮影スポットに座り込むのも悪いし天気が良くて暑かったので、先程の観音平の休憩所まで戻り、そこで昼食を食べる事にする。
今日は色々荷物も多かったので、途中のコンビニで買ったお弁当、コーヒーもキャンプ場に着いてからゆっくり飲む事にする。
食べ終わると後は一気に下りるだけで、12時50分頃に元の場所に帰ったが、駐車場も登山口の休憩所も満員御礼だった。
ほとんどはここで弁当を食べている人で、登山者風の人はいなかった。

疲れていないけど暑いらしい ここはいいなあ つり橋を渡れば駐車場

今回の山は今までで一番楽だったかも、展望台までなら往復でも4.6キロで、今のように気候のいい時期ならハイキング感覚で歩ける。
ここも「お気に入りに追加」だな。
でも次はここから見えた稲村ヶ岳、大日山に行きたいなあ。

さてと、ザックを車に積んだら次はキャンプ場に向かおう。

キャンプ編はこちら


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